INTERVIEW

洗練された住まいを実現する、ほどよいミニマムライフ
【GENさんのコンパクトライフ 後編】

クールでスタイリッシュな部屋づくりが憧れる、インフルエンサー・GENさんのコンクリート打ちっぱなしの住まい。ホテルやモデルルームのような、生活感を感じさせない洗練された6.3帖のワンルームで、実際、どのように暮らしているのでしょうか?後編では、コンパクト物件ならではのスペースづくりの工夫や、キッチンの空間づくりのこだわり、仕事場でもある自宅でオンオフを上手に切り替える方法についてなど詳しくお聞きしました。

備え付けの収納ゼロでも、
6帖・ワンルームでスマートに暮らすコツ

コンパクトライフのマイルールを教えてください。

狭いので余白を保つために、服やものは1つ買ったら2つ捨てることを心がけています。月1回程度、プチ断捨離することも習慣化していて、3ヶ月間使わなかったものは売るか、捨てるかすることを心がけています。

GENさん宅は備え付けの収納スペースがキッチン以外全くないですね!洋服の収納などはどのように工夫していますか?

シーズンオフの衣類は、ソファー下とキャリーケースに収納。収納できる場所を増やせばものが増えて部屋が狭くなるので、そもそもなるべく収納できる場所を増やさないことや、場所を取る服はなるべく買わないことを心がけています。

普段着ている衣類やアクセサリーは、チェストとラックに収納。チェストは楽天の〈BASIC PLUS〉というお店で、ハンガーラックは〈LIFE FURNITURE〉というお店で購入しました。ハンガーラックは細めのフレームが珍しく、デザイン・サイズ感・素材すべて理想的でした。幅が狭い分、極力服を減らすように意識が変わりましたし、見た目もすっきり整うようになりました。

約5帖ほどしかないスペースに、ベッド、ソファ、ダイニングテーブル、チェスト、ラック、仕事用のデスクまで置いていますが、圧迫感がないのが不思議です。家具はどんな基準で選んでいますか?

まずは色の統一感。グレー、白、黒が基本で、グレーはダークよりもライト寄りの色味で統一することでごちゃっと見えず、圧迫感を抑えています。あとはワンルームに馴染むサイズかどうかも重要なポイントです。

スペースの関係上、飲食店のソファ席のような感覚でソファにはローテーブルではなく、ダイニングテーブルを合わせて使っています。ダイニングテーブルは楽天の〈クオリアル〉というお店でみつけたもので、8000円ほどとリーズナブルながらコンクリート感も楽しめてお気に入り。ソファは〈IKEA〉のANGERSBY。座面は少し硬めで座り心地よく気に入っています。サイドポケットにリモコンを入れられるのも使いやすいポイントです。

あとはベッドも低めのものをチョイスすることで、天井が高く、部屋が広く感じられるように工夫。こちらも楽天で、〈INTELOGUE〉というお店で見つけました。

コンパクトな物件だからこそ感じられるメリットはありますか?

収納がまったくないため、断捨離が捗り、必要なものだけに囲まれた暮らしを実現できるようになりました。断捨離することは純粋に気持ちがいいですし、ものを持たないことで自然と行動もマインドもシンプルに生きられるようになった気がします。あとは、部屋が狭い分、掃除に取りかかりやすく、キレイが維持しやすくなったり、無駄なものを買わなくなって、節約できるようになったり。年々良いものを長く使いたいという思考に変わって、暮らしの質がぐんと上がったように感じます。

1人暮らし用の極小キッチン
どう使いこなす?

キッチンのスペースづくりの工夫を教えてください。

我が家のキッチンは一人暮らし向けのワンルームに多いコンパクトサイズ。作業台がないので、シンクにまな板を渡して台代わりに使ったり、洗った食器を干すスペースもないので、ガスコンロの上に〈ジョージジェンセン〉のティータオルと〈IKEA〉のオーガナイザーを使って、水切りスペースを確保しています。

あと、ダイニングテーブル横に置いている収納用のスチールラックは、コーヒーを淹れるとき、キッチン台代わりに使うこともあります。コーヒースタンドは〈maebata〉というブランドのもの。ミルは〈3COINS〉で800円商品でしたが、しっかりと重みがあって、豆がひきやすくおすすめです。

キッチンは壁も上手く活用していますね。

壁に掛けているフライパン類は〈無印良品〉のもので、100円均一に売っている両面テープ式のフック2つにひっかけて飾りながら収納しています。壁掛け棚に置いている〈無印良品〉のミニダストボックスはお箸やレトルトの味噌汁のストックBOXとして活用。一方、ラベルのついた調味料や食品などは見えないように備え付けの引き出しにしまっています。ワンルームなのでキッチンも意識的に清潔感を維持しようと心がけるようになりました。

ワンルームでも
オンオフを上手に切り替える方法

家のなかで、一番長く時間を過ごす場所はどこですか?

ワークスペースです。フリーランスの自分にとって、自宅は仕事場でもあって、家にいるときは仕事をしている時間が長いです。メインの仕事は自分のInstagramの運用で、インテリアのリサーチをしたり、企画を考えたり、動画や写真を撮って編集して、発信するのが日課です。普段は家以外でリフレッシュするタイプなので、家はできるだけ仕事に集中できる、洗練された空間かつシックで気分の上がる空間にして、仕事スイッチが入りやすいようにしています。そのおかげで仕事をする時間も好きになれていますね。

仕事に集中できる空間にするために、具体的にはどんな工夫をしていますか?

ワンルームはくつろげる場所がすぐ近くにあるので、切り替えが難しいんですよね。仕事中は関係ないものが視界に入らないように、できるだけデスク周りにものを置かないようにしています。あと、昇降デスクなので、眠くなったら立って集中できるように。立ったり、座ったりして、作業効率をアップさせています。

デスク周りのお気に入りアイテムを教えてください。

まず一目惚れしたのが、モールテックスの天板が特徴的な〈コンクリカグTokyo〉の昇降デスク。そこそこ大きかったので迎え入れるまではサイズ面での不安もありましたが、思ったよりも部屋に上手く馴染みました。かっこいいので気分が上がるうえ、腰痛持ちなので昇降デスクに変えてから仕事も捗るようになりました。ワークチェアは〈COFO Chair〉というブランドのもの。長時間座っていても疲れにくく、最大125度までリクライニングもできて、フットレフトもあるのでちょっとした休憩時にも助かります。あとは、音質の良い〈YAMAHA〉のサウンドバーや可動式の〈LG〉のワイドモニターも作業効率が上がり、お気に入りです。

プライベートの時間で好きな時間はありますか?

夜、間接照明をつけて本を読んだり、くつろぐ時間が大好きです。コンクリートは間接照明との相性もよく、夜の雰囲気も素敵なのです。

ベッドの裏やデスクの裏には〈ダイソー〉で購入したテープライトを張っています。間接照明をたくさんつけることで、ホテルのような非日常感を味わえる空間に。寝る前は大好きなお香を炊いたり、キャンドルをつけたりしてリラックスした時間を過ごしています。〈SUYALI〉のストーンディフューザーは最近のお気に入り。ストーンに付属のアロマを垂らして使う特殊な仕様で、コロンとした形がかわいらしく、森林浴しているかのような香りが心地いいです。また、〈DULTON〉でみつけたコンクリートのキャンドルも部屋に馴染んでお気に入りです。

ただかっこいいだけじゃない、暮らしやすさも兼ね備えたGENさんのコンクリ住まい。リーズナブルなアイテムを上手く取り入れながら、高級感ある洗練された空間づくりを追求している点も、非常に参考になるお部屋でした。現在準備を進めているというご自身のインテリアブランドもこれから楽しみです!

前編では、この家に引っ越した経緯や、実際に住んでみて感じたコンクリート物件のメリットとデメリット、自宅づくりのテーマやインテリアの好みについてなどご紹介しています。ぜひ前後編合わせてお楽しみください。

※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。

Internet Explorerでの閲覧は非対応となっております。

お手数ですが、
Microsoft EdgeGoogle ChromeFirefoxなど
他のブラウザにてご利用ください。