INTERVIEW

東京建物『Brillia』のこだわり設計(前編)

コンパクトな住まいでも、家事を楽にするための設備が備わっていたり、動線の良い設計にこだわっている物件であれば、暮らしはより快適になるもの。今回は東京建物のマンション「Brillia」の作り手2人に、暮らしやすい設計や設備について話を聞いてみました。

洗練された快適な住まいは、
住み手の声に耳を傾けることから。

Brilliaのコンセプトである「健やかで快適な住まい」を追求する上で、大切にしていることを教えてください。

村上:Brilliaの住まいづくりの原点は、「お客様第一の精神」。住戸の設計を考える際には、住み手の立場になって生活動線を何度もシミュレーションしながら、ミリ単位で設計を考えます。マンションを建てる土地の地域性から主なターゲットとなる家族構成、住み手のライフスタイルを導き出し、暮らしやすい設計や必要な設備を考えています。

品質を維持するためにBrilliaが導入している取り組みについて教えてください。

関口:Brilliaのマンションでは、企画・開発から建設、アフターサービスに至るまで各段階で決められたルールで管理する独自の品質マネジメントシステムを取り入れています。建物の品質については、今まで当社が蓄積してきたノウハウが詰まったBrilliaの品質チェックリストを使用して管理をします。それは、Brilliaが手がけるどんなコンパクトな物件でも同様です。コンパクトな物件であればあるほど動線の確認は重要で、図面上は綺麗だけど実際住んでみたら住みにくいということがないように、より気を遣って設計を考えます。

村上:Brilliaの品質チェックリストは、入居後のお客様のご自宅にお伺いして、気に入っている点や不満な点などをフィードバックいただいたりすることで、毎年より良いものへと更新し続けています。お客様の本当の理想や個性は、意外と些細な会話の中に隠れているもの。そして、住みやすさというのは千差万別で人それぞれ。Brilliaではたくさんのお客様の声を聞きながらよりよいものづくりに努めています。

マンションにどんな設備を入れるかどうかはどのようにして決めていますか?

関口:まずは、お客様や社員にアンケートを取ったり、設備メーカーさんに相談したりする中で、どのような住まいを作り上げたいかという根本的なことから話し合って、どのような設備を入れるべきかを検討しています。料理をよくする人が住みそうだなと考えたらキッチンの設備を充実させたり、その逆であれば、キッチンを扉で隠せるような仕様にしたり。また、Brilliaの設備や設計には、お客様の声から採用されたものも数多くあります。最近であれば、感染症予防の観点からタッチレス水栓を採用した事例もあります。

コンパクトな物件でもばっちり完備!
Brilliaマンションの快適な設計をご紹介。

Brilliaのマンションで取り入れている、快適な暮らしに欠かせないおすすめの設計や設備を教えてください

カーテンボックス
カーテンボックスの中にある2本のレールは、ドレープカーテンを付けることを考慮し中央よりも窓側に設置しています。また、サッシに合わせてカーテンレールを取り付けるとどうしても光が漏れてしまうため、カーテンだまりを作るようにしています。最近は自宅でホームシアターを楽しむ方も増えているのでしっかり遮光できて、かつ昼間はしっかり窓からの自然光が入るように窓にかからない位置にカーテンが寄るように工夫しています。

キッチンカウンターや巾木の面取り加工
キッチンカウンターは、子供があやまって頭をぶつけて怪我をしないように、また大人でも手で触った際に危険がないように面取り加工を施して安全性を担保しています。床と壁が接する位置に設置する「巾木(はばき)」においても、ぶつけて怪我をしたりしないように面取り加工を施しています。

防水パン
最近ではドラム式洗濯機を使いたいというお客様が多くいます。ドラム式洗濯機の中には上部よりも下部が盛り上がっているデザインのものがあるため、洗濯機のそばにある物入の扉が開けづらくなることもしばしば。Brilliaでは、防水パンの前面に奥行100mm以上の空間を設けることで扉と干渉しないように配慮しています。

ウォークインクロゼット
ウォークインクロゼットの引き戸はクロゼットの内側ではなく、洋室側に取り付けることで、中の荷物に当たって引き戸が引けない状況にならないように配慮しています。結果的に扉の軌跡を気にせず荷物を置けるため、コンパクトな物件でも収納量をしっかり確保できます。ハンガーパイプや棚の高さは、一般的な女性の身長でも使いやすい、高すぎない位置を意識して設計しています。

ドア
リビングダイニングの扉は、風圧でドアが勢いよく閉まって、万が一指を挟んで怪我をしたり、ドアが壊れないようにゆっくり閉まるような工夫をしています。そのため、ガラスを用いたものなどデザイン性の高いドアを選ぶことが可能です。このドアの改良は、お客様からの声をもとに取り入れた設備です。

コンセントの高さ
部屋に備え付けているコンセントの高さは、Brilliaマンション共通で床から約35cmの位置と定められています。低すぎるとかがむのが大変で、高すぎるとインテリアの邪魔をしてしまう。ちょうどいい高さを考えた結果、床から約35cmの位置に落ち着きました。また、洗面台上のコンセントは他のカウンター上に設置する場合よりも少し高い位置につけることで水がかかって漏電しないような工夫もしています。

住み手の暮らしを陰で支える、細やかな気遣いが詰まったBrilliaのマンション。コンパクトな物件でも充実した設備と良い設計があれば、快適な暮らしを諦めなくていいものなのだと気付かせてくれました。後編では、ロングライフの視点からBrilliaの考えや設備についてご紹介します!

※採用する設備仕様については、物件により異なります。また、分譲時期等で本記事掲載の取組みが採用されていない物件もあります。ご了承ください。

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