ビタミンカラーと木と植物で、楽しさとぬくもりが共存する住まい
【cororiさんのコンパクトライフ 前編】
2ヶ月前、cororiさんがパートナーと引っ越してきたのは、1LDK +ロフト付きのメゾネット物件。居住空間は40㎡とコンパクトながら、吹き抜けと木製の建具がよく映える、心地のいい開放的な住まいです。前編では、この物件に住み始めた経緯や色使いのポイント、好みのインテリアやお気に入りの家具について、詳しくご紹介します。
1年以上かけてようやく見つけた、
ちょっと珍しい物件
今の物件に住み始めた経緯を教えてください。
家探しで特に重視したポイントは、彼の趣味のバイクが置けるガレージがあること、そして内装や造りが個性的な物件であることでした。ですが、なかなかこの2つの条件を網羅する物件が見つからず、物件探しは1年以上、内見は10軒以上しました。
たしかに賃貸では珍しい物件ですね。
デザイナーズ物件ではないのですが、木目の天井や、吹き抜けが珍しいですよね。1階はLDK、ロフトは寝室として使っています。もともと床もフローリングでしたが、モルタル調のフロアマットでトーンアップ。荷物を搬入する前に彼と1日半かけて敷きました。
今の家に引っ越してよかったなと思うことは何ですか?
ひとつ前に住んでいた家がコンクリート打ちっ放しだったので、もともと好きなインテリアのテイストがなかなかハマらず苦労していました。この家は木目基調で開放的なので、明るく柔らかいお部屋作りを楽しめています。
心に栄養をプラスする、
ビビットなビタミンカラー
家づくりのテーマを教えてください。
我が家の空間づくりで軸になっているのは、ビタミンカラーです。キッチン周りはステンレスで統一するなど、各エリアごとにメインの素材は異なるのですが、どのエリアにもカラーアイテムを取り入れることで、家全体の一体感を意識しています。
もともと黄色やオレンジは好きな色で身の回りのいろいろなものに取り入れていたのですが、パーソナルカラー診断でブルベだったことがわかってからは、服などファッションアイテムで取り入れるよりも、インテリアで取り入れたいという気持ちが強くなりました(笑)。
ビタミンカラーが映える空間を作るために、どんなことを心がけていますか?
壁や床、大きな家具の面は、できるだけ白で統一して選ぶように意識しています。あと、植物のグリーンとビタミンカラーは一緒にあるとかわいいので、近くに置くことも多いです。
ビタミンカラーのアイテムを選ぶとき、気をつけていることはありますか?
色もので心配なのは、飽きないかどうか。長く使いたいので、流行りだからと取り入れるのではなく、昔から愛されているデザインのものや、作家さんの手作り品など、愛着が持てるものを選ぶようにしています。
ナチュラル家具でぬくもりをプラスして
インテリアはどのようなものが好きですか?
テイストは北欧、ナチュラルが好きです。小物系はポップで柄や色味のあるものに魅かれます。我が家のインテリアは〈HAY〉や〈IKEA〉、〈UNICO〉のものが多いです。
インテリアはどんなところから影響を受けていますか?
インテリアショップやカフェの内装からヒントを得たり、ドラマや映画の美術から影響を受けることも多いです。エンドロールにある美術のクレジットからチェックしたりしています。
思い入れのある、気に入っている家具について教えてください。
〈Artek〉の90Aテーブルです。旧居で彼との同棲がスタートし、暮らしの中心になる場所だからと、すぐ2人で奮発して買いました。当時からこのデザインと耐久性なら、この先どんな家に住んでも飽きないし、馴染んでくれるだろうと思っていました。白い汚れが目立ちそうではじめは少し心配していたのですが、汚れが染み込むことなく、綺麗な状態を維持できています。丸テーブルは来客があったときも囲みやすく、部屋の雰囲気を柔らかくしてくれるのもうれしいポイント。部屋の天井がダークブラウンの木目でやや重めな印象を、このテーブルが明るくしてくれている気がします。
ソファはどちらのものですか?
〈UNICO〉のTRELです。木のぬくもりにスタイリッシュなアイアンを合わせた軽やかなデザインで、さらにフェザー入りクッションはふかふかの座り心地。背もたれを外せばソファベッドとして使うこともできます。また、ソファのカバーは生地をカスタムできるので、家の雰囲気に合わせて長く愛用していけたらと思います。
ビタミンカラーのインテリアと、木や植物のぬくもりに元気をもらえるcororiさんの住まい、いかがでしたか?後編では、お気に入りの場所だというキッチンのこだわりや、すっきり快適に暮らすための収納アイデア、心をリセットするおうち時間の過ごし方についてなどお話伺います。ぜひお楽しみに!
※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。
Photo : Shinji Serizawa / Text : Runa Kitai