INTERVIEW

色と素材で魅せる、無骨さを生かした家づくり
【小林拓哉さんのコンパクトライフ 前編】

会社員とフリーランスという二足のわらじを履き、SNS/PRディレクターとして多忙な日々を送る小林拓哉さん。そんな彼が暮らしの拠点に選んだのは、築42年のリノベーション物件。コンクリート壁や剥き出しの配管といった無骨な空間を、自分の感覚で少しずつ整えてきました。前編では、引っ越しに至った経緯や住まいづくりのテーマ、家具やインテリアへのこだわりについて伺います。

ポスターとの出会いで決めた、
新しいブルーの住まい

今の物件に決めた理由を教えてください。

シンプルに無骨な内装に惹かれました。特に大事にしていたのは“床”。賃貸物件によくあるクッションフロアがどうしても好きになれず…。この家は無垢材の床だったので、そこが大きな決め手になりました。

ただ、ひとつ気になったのが青い壁。青は好きな色ではあるものの、自分の好みとは違う色で、どうしようか少し悩みました。

最終的に、この家にしようと思えたのはなぜですか?

ちょうどこの物件を検討していた時期に、以前から気になっていたロナン・ブルレックのブルーとグリーンのポスターに出会えたんです。これを壁に飾れば、きっといい空間になるだろうとイメージが湧いて、思い切って引っ越しを決めました。

家全体の色使いについてはどのようなことを意識していますか?

壁のブルーをベースに、オレンジや赤、黄色といった暖色を差し色にしてバランスを取っています。空間を整える感覚は、ファッションのコーディネートに近いです。直感的に「いい!」と思った色や素材を取り入れて、その組み合わせの中で調整していく。理屈というより感覚で選んでいる部分が大きいですね。

今の家に引っ越して良かったなと思うことは何ですか?

空間そのものが気分を高めてくれることです。料理をしているとき、ふと目の前に剥き出しの配管が見えると気分が上がったり。リノベーション物件ならではの、壁を壊した跡のまっさらな表情や、あえて隠されていない配管など。整いすぎていないからこそ、自分らしく暮らしを楽しめていると思います。

“違和感を持ち込まない”空間づくり

自宅づくりのテーマを教えてください。

“素材を生かすこと”を意識しています。この家はもともとのスペックが高いので、余計なものを持ち込んで邪魔をしないようにしています。木目風のプリントで覆われた家具やプラスチックの収納道具を置くと、空間に違和感が出てしまう。だから“変な違和感を持ち込まないこと”を徹底しています。

延長コードひとつとっても、出しておいても様になる〈BLESS〉の木製のものを選んだり。そういう小さな積み重ねで、気分の上がる空間になると思っています。

インテリアはどんなスタイルが好きですか?

ファッションで新品と古着をミックスするように、インテリアも時代や国を自由にミックスするスタイルが好きで、モノ同士のリンクを考えるのが楽しいです。

テーブルの上には、イラストレーターkotoka Izumi さんが描いた人物のアートの横に、鉢として売られていた石膏像を置いて、人のモチーフで繋げてみたり。そんなリンクを効かせながら空間づくりを楽しんでいます。

家具は“直感”で選び、“感覚”でなじませる

お気に入りの家具を教えてください。

〈ligne roset〉のTogoのソファです。愛用している人は多いと思いますが、このブラックレザーの3シーターは珍しいと思います。存在感が強くてコーディネートの難易度が高い、あえて一番面白いものを選んでみました。

ただ、サイズも色も圧迫感が出やすいので、どうなじませるかは考えました。レコードや照明などで黒を要所に取り入れたり、近くに明るい色を置いたり。さらに〈BLESS〉のブランケットをかけて柔らかさをプラスして、空間に調和させたり。来客があると自然とみんなここに集まって、のんびり過ごしています。

ベッド周りについても教えてください。

フレームは〈ACME Furniture〉のもので、アメリカンヴィンテージの雰囲気が気に入っています。青いベッドリネンは〈GATA〉のもの。ボタンで留めるデザインや、色合い、肌触りすべて好みです。ベッドリネンはファッションのように、そのときの気分で楽しんでいます。

家具を買うときの基準を教えてください。

この家になじむ素材かどうかを重視しつつ、基本は感覚です。サイズを測って買うこともほぼなく、買ってからどう置くかを考えることが多いです。インテリアは、ものの背景を深く知りたいというよりは、シンプルに「好き」と思えるかどうか。直感で選ぶことが多いです。理屈ではなくフィーリングで選ぶことで、結果として居心地のいい場所になると感じています。

無骨な素材感を生かしながら、自分らしい住まいづくりを楽しむ小林拓哉さん。後編では、60㎡から20㎡へと大きく住まいを変えた小林さんが実際に暮らして感じたことや、限られた空間だからこそ生まれた収納の工夫、毎日の習慣や趣味の話まで深堀りします。ぜひ後編もお楽しみに!

アナログとミニマルが交差する、20㎡のワンルーム住まい【小林拓哉さんのコンパクトライフ 後編】

※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。

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