INTERVIEW

マンション購入から始まった、賑やかな一人暮らし
【saekoさんのコンパクトライフ 前編】

『都心で広めの家に住みたい!』そう思い立ち、約2年前、30歳の記念に築55年のリノベーション済み中古マンションを購入したsaekoさん。部屋の間取りは1LDKで、一人暮らしとしては広めの51㎡。最寄駅からはなんと徒歩1分という好立地の物件に巡り合いました。前編では、人生最大の決断だったと振り返る家を買った経緯や物件探しで重視したこと、自宅作りのマイルールや家具選びのアイディアについて、お話をうかがいました。

賃貸を卒業し、分譲マンションへお引越し

マンションを買おうと思ったきっかけを教えてください。

この家に住む前は東京でも23区外のエリアに住んでいました。もうちょっと職場に近い都心に住みたいと思って、始めは賃貸で家探しを始めたのですが、出てくるのは家賃が高いわりに狭い物件ばかりで、住みたい家になかなか巡り会えず…。また、賃貸で家賃を払い続けるのは、ずっともったいないと思っていて。ローンを組むなら早ければ早いほど、この先貸したり売ったり、買い替えたり、選択肢の幅が広がるなと思い、30歳になった記念にこの家を購入しました。

物件探しで重視したことを教えてください。

数年後には結婚したり、ライフスタイルが変わることもあり得るだろうと思い、手放すことを前提に物件を探しました。そのため、いつでも売りやすい物件がいいと、家探しでは最寄り駅からの近さや池袋・新宿・渋谷が15分圏内という立地の良さも重視しました。

今の住まいは内見した物件の中でも最も築年数が古かったのですが、外壁やエントランスの修繕が行き届いていて、管理がよかったのも決め手のひとつに。さらに、部屋の中も私の前に住んでいた人がある程度リノベーションをしてくれていたので綺麗な状態でした。大きく手を加えたのはリビングダイニングの壁を抜いて、床を張り替えただけ。リノベーション費用も最小限に抑えられました。

引っ越してから約2年が経った今。この家に住んでよかったなと感じることはありますか?

家が都心になった分、友人や会社の仲間を気軽に我が家へ呼べるようになりました。それと同時に、簡単でもおもてなしができるように、今までそれほど得意ではなかった料理もするようになりました。在宅時はほとんど自炊になりましたね。

好きなものを詰め込んだ、
自分もゲストも楽しく快適な家づくり

自宅作りのマイルールを教えてください。

目に見えるところには、自分の好きなものしか置かないこと。さらに、見た目だけではなく、生活導線も大切にしています。例えば、ダイニングにある大きな棚は戸棚ではなく、オープンラックにすることで、“飾る”を楽しみながら、ものを取り出す手間も軽減。美容家電もしまい込んでしまうと使わなくなるので、あえてオープンラックの手の届きやすい場所に置いています。

また、背伸びせず、自分らしく、自分も遊びに来てくれた人も、肩肘張らずに居心地よく過ごせる空間にしたいなと思って、人を呼ぶことを前提に家作りをしています。リビングダイニングはもともと2つの部屋に分かれていたのですが、壁を抜くことで大人数でも楽しめる空間に。また、我が家は椅子やクッションも一人暮らしにしては多めで、「何人暮らしなの?」とよく聞かれます(笑)

リビングダイニングのスペースづくりで心がけたことを教えてください。

1部屋の中でワークスペースとリラックススペースを分けるために、ダイニング側は比較的背の高い家具、リビング側は背が低く、丸みを帯びたフォルムの家具を選んでメリハリをつけています。ダイニングでは、仕事をしたり、朝ごはんを食べたり、化粧をしたり、パッと済ませたいことを。リビングではテレビや映画を見たり、夕飯を食べたりなど、ゆっくり過ごすことが多いです。

寝室はリビングダイニングと打って変わって、白が基調のシンプルな空間ですね。

寝室は落ち着けるように、モノトーンを基調としたシンプルな空間です。寝る前に本を読むことが多いのですが、本は色別に収納することでスッキリ見えるように工夫しています。

読書灯として壁付けしている照明は、〈HARMOSA〉で購入したもの。色味もお気に入りです。飾っている星の絵は、指定した日の星と星座をプリントしてくれるサービス〈MAPIFUL〉で注文したもの。昔飼っていた犬の命日の星空を描いてもらいました。

ものが多い人必読!
saekoさん流、家具選びのポイント

特に思い入れのある家具を教えてください。

ピンクの「アカプルコ・ロッキングチェア」です。〈METROCS〉のオンラインストアで購入しました。読書をしたり、映画を見たり、お昼寝をしたり…リラックスしたいときは、ロッキングでゆらゆらしながら過ごしています。

家具選びで心がけていることはありますか?

我が家はものが多いので、なるべく圧迫感が出ないように、家具は面が抜けているものや線の細いものを選ぶようにしています。ダイニングの木製の棚と黒いスチールの棚は、〈無印良品〉と〈IKEA〉で購入しました。

また、大きい家具は色や素材を統一させることも意識しています。〈NOCE〉で見つけたダイニングテーブルは足の色とソファの色をリンクさせて、一体感が出るように工夫。そこへ〈IKEA〉で買った赤と黄色のダイニングチェアやピンクのロッキングチェア、〈Tempo〉の赤い時計など、目に留まる場所に差し色を加えることでメリハリのある空間に仕上げています。

比較的手に入れやすい価格帯の家具が多いことにも驚きました!

まずは、Pinterestで目指したい部屋のイメージを膨らませて、そこからどんな家具が必要かを考えて、予算に合った近いものをネットで調べます。例えば、ダイニングとリビングに敷いているベニワレンは、外国のクリエイターから直接購入できるサイト〈Etsy〉で購入したもの。日本で買うよりもだいぶ安く手に入りました。

物件を探したり、間取りを考えたり、一から家具を揃えたり、はじめてのマンション購入は大変というよりも、楽しかった思い出の方が断然多かったと振り返る、saekoさんの家づくり。後編では、saekoさん宅の象徴ともいえる、“らしさ”が詰まったオープンラックの話やインテリアの好み、オフの日の過ごし方について、詳しくお届けします。

※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。

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