INTERVIEW

発想が軽やかに広がる、暮らしながら働く家時間
【ZUCKさんのコンパクトライフ 後編】

イラストレーターとして活動を始めた7年前から、自宅を仕事場にして働くZUCKさん。仕事と家事は同じ温度感で取り組んでいると教えてくれた住まいには、どんな秘密が隠されているのでしょうか。後編では、毎日のルーティンや、リビングの隣にある仕事部屋の話、いい刺激をくれるお気に入りの雑貨たちについても、詳しくお話を伺いました。

ZUCKさん流仕事がある日の過ごし方

1日中、家で仕事をしているというZUCKさん。どのように時間を管理していますか?

僕は集中力が続かないタイプなので、時折家事や休憩を挟むことで気分を切り替えられるようにしています。午前中は、洗濯や掃除を挟みながら仕事。昼食後は、コーヒーを淹れるのが日課なのですが、それをデスクに置くことで仕事モードに切り替えています。15時になったらおやつを食べて、夜19時ぐらいになったら、夕飯の買い出しへ。晩ご飯はその日食べたいものを作ると決めています。夕飯が毎日のモチベーションになるし、食材をまとめて買うことがほぼないので、食材のロスも出にくい。10年ぐらい基本的にこのルーティンで過ごしていて、学生の頃も課題などは学校や外に出てやるよりも、家に籠ってやるタイプでした。

長時間のデスク作業を乗り切るために工夫していることはありますか?

デスクチェアを〈Herman Miller〉のアーロンチェアに変えてから、長時間座りっぱなしでも疲れにくくなりました。なかなか値が張るし、サイズ感も大きめだったので、買うかずっと悩んでいたのですが、思い切って購入してよかったです。デスクは抜けのいい大きな窓に面して置くことで、いつも気持ちよく仕事ができています。

仕事場は夫妻共有のスペースなのだとか。

コロナ禍になってから妻も家で仕事をするようになり、基本的に平日はずっと同じ部屋にいます。意外と一緒に過ごしている方が喧嘩もしなくなりましたね。

快適に仕事をするための収納事情

デスク周り、非常にすっきりしていますね。

最近はiPadでイラストを描くことが多くなり、スケジュールも基本デジタルで管理しているので、以前はパソコン周りに付箋などを貼ったりしてごちゃごちゃしていたのですが、今は結構すっきりしています。デスク上はものが少ない方が作業も捗る気がします。

画材で絵を描いたり、粘土を使って工作するときは、メインデスクの隣に置いている〈無印良品〉の折りたたみ式テーブルを作業場にしています。テーブルの正面に飾っている袋は、渋谷ヒカリエでバレンタインデーの催事をやっていたときに出会った、フランスの〈Au Chat Bleu〉というチョコレート屋さんの袋です。気の抜けた“雑かわいい”猫のテンションにグッときました。

隣の本や参考資料をしまっている〈無印良品〉の棚には、お気に入りのオブジェたちも飾って楽しんでいます。

デスク周りで使っているおすすめの収納グッズを教えてください。

デスクの下に置いている〈BISLEY〉のキャビネットは、細々したものを収納するのに重宝しています。引き出しの高さが3段階あるので使いやすいです。引き出しの中は〈無印良品〉のクリアボックスを入れて取り出しやすく収納しています。

“好き”を養う、お気に入りの雑貨たち

自宅の中で特に気に入っている場所を教えてください。

リビングのタンスの上にはいろんな土地で出会ったものを置いていて、眺めては楽しんでいます。

コーヒー豆がモチーフの煙だし人形は、以前カレー屋さんで置いているのを見てから、ずっとほしいなと思っていて。調べたらドイツの田舎町・ザイフェンで作られているものだと判明。新婚旅行で訪ねて、やっとの思いで手に入れました。中にお香をセットするとコップから煙が出てくる仕様です。

イタリアの建築家・エットーレ・ソットサスが作ったフラワーベースも、色合い、造形ともにお気に入りです。

ZUCKさんが作ったものもそこかしこに混ざっていますね。

工作も好きなのでちょこちょこ作ったら飾っています。例えば、仕事部屋にいる山下達郎人形は、『COZY』というアルバムのジャケットに写っている「COZY人形」がどうしても欲しくて自分なりに再現して作りました。暇になるとCOZY人形を作っていた時期があって、4体目でとりあえず完成しましたが、次は陶器などでも作ってみたいです(笑)。

ずばりZUCKさんにとって、家とはどのような空間ですか?

昔からずっと家で仕事をしていることもあって、家は自分の一部です。自分が膨張して、家自体が“でっかい服”になっている、そんな感覚です。

仕事、家事、くつろぐこと、そのどれもがボーダレスなZUCKさんの暮らし。好きなインテリアを眺めているとき、おいしいごはんを食べているとき、本を読んでいるとき…。仕事のアイディアは、デスクに座っている時間だけではなく、もっと暮らしに近い日常に潜んでいることも。どこか安心感のあるZUCKさんのイラストは、実家のように飾らない自分でいられる、そんな住まいから生まれていました。

前編では、この家に引っ越した経緯や、コンパクト物件ならではの暮らし方の工夫、好みのインテリアについてご紹介しています。ぜひ前後編合わせてお楽しみください。

【ZUCKさんのコンパクトライフ 前編】はこちら

※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。