INTERVIEW

快適な暮らしをデザインする、等身大の住まい
【izumiさんのコンパクトライフ 前編】

フリーランスで活動するデザイナー・izumiさんの住まいは、築2年半になる58㎡のメゾネット物件。太陽の光がたっぷりとまわる2階のLDKは広々とした空間で、どこを切り取っても居心地の良い眺めに整えられています。そんな部屋の様子とは裏腹に、実は片付けが苦手分野だと語るizumiさん。一体、どんな工夫をしながら、住まいを快適に保っているのでしょうか? 前編では、この家に引っ越した経緯や、家づくりの考え方、収納アイディアなどをご紹介します。

ペット可×築浅デザイナーズ物件との出会い

今の物件に引っ越した経緯を教えてください。

物件探しで重視したのは、日当たりの良さとペットが快適に過ごせる広いリビングがあること。さらに、賃貸ではあまり出会えない無垢のフローリングが気に入りました。ペット可のデザイナーズ物件はほとんど見つからないなかで、この物件はかなり気に入って即決しました。

改めて、今の家に住んでよかったと思うことは何ですか?

日中はどれだけ天気が悪くても電気なしで過ごせるので、自然と気持ちまで明るくなれます。ダイニングの東側は一面窓になっており、光がたっぷり入ります。また、デザイナーズ物件で内装が素敵な分、インテリアのモチベーションも上がり、自分の好きな空間を追求できるようになりました。気分が沈むとき、体が重く感じる朝も、落ち着く空間に身を置くと自然と心が安定しますね。

“めんどくさい”を受け入れる、機能的な家づくり

日々、どんな家を目指して家づくりをしていますか?

自分の家は作品ではないので、誰かに見せるものでもなく、あくまで自分たちが暮らしやすくて、“快適な場所であること”が一番の理想です。日々、“使いやすさ”や“体験”をデザインしている仕事柄、家族みんながどうしたら居心地良く便利に暮らせるか、そういつも考えています。

izumiさんにとって、“快適な家”とはどんな家でしょうか?

私は極度の面倒くさがりや。なので、ある程度散らかっていても許容できる家だと快適に過ごせます。部屋が散らかっているのが目につくと、『片付けなきゃ…』と気分が落ち込んでしまいますよね。そうならないために、そもそも、ものを増やさないことや、わざわざしまうのが面倒な扉付きの収納は極力設けないことを心がけています。

片付けのストレスをなくす、“オープン収納”

収納に関して、工夫していることはありますか?

しまい込むものは最小限に留めることを心がけています。我が家は備え付けの収納スペースがほとんどなかったため、取り出しやすくしまいやすいオープン収納を多く取り入れました。結果、表に出ていても気にならないデザインのものを自然と集めるようになり、しまわないと綺麗に片付かないという悩みが減って、ものを増やすハードルがぐんと上がったのも、私にとってはよかったことです。さらに、オープン収納だと“ものの見える化”ができるため、眠っているものが減り、家には無駄なものが一切ないという安心感が生まれました。

とはいえ最低限しまう収納も必要なので、コンパクトな部屋でも場所を取らない、収納兼他のことにも使える1台2役以上の家具を取り入れています。例えば、ソファ脇のサイドテーブルは木のボックスを採用し、本の収納兼サイドテーブルとして活用しています。

生活感が出やすいキッチンも、すっきり整っていますね。

キッチンも収納が少ない分、できるだけものを持たないようにしていて、食器も調味料も表に出している分しか持っていません。我が家のキッチンは作業スペースが少ないので、〈IKEA〉で購入した作業台を収納棚兼キッチンカウンターとして使っています。天板には調理もできるように、ウレタンニスを塗って水捌け加工を施しています。

一石二鳥のもの選びで、“長く使う”を楽しむ

インテリアはどのようなものが好きですか?

様々な使い方を楽しめる、機能的なものが好きです。わかりやすい例でいうと、デスクの隣にあるりんご箱。amazonで購入した鉄の足に乗せて、本棚として活用しています。りんご箱はもちろん収納ボックスにもなるし、天板を乗せればテーブルとして使えたりと、可能性が広がる道具。暮らしの中で、この先もいらなくなることがないので、手放す罪悪感がなく、長く使い続けられる楽しさがあります。

ダイニングに置いている〈IKEA〉のオープンラックは、もともとキャットタワーとして購入したものでした。以前は、ラックの段を階段のように組み替えて使っていましたが、猫が飽きてしまった今、収納棚として再活用しています。

リビングで雑誌などをディスプレイしている大きな板は、以前使っていたデスクの天板。ほしいデスクに巡り合ったことを機に、古いデスクは分解して、天板はディスプレイ板として活用してみました。

デザイン面では、どんなものに魅かれますか?

木の風合いを生かしたものから、色味がはっきりしているものまで幅広く好きです。リビングで存在感を放っているTシャツは、イラストレーター・西山寛紀さんの作品。着つつ、飾りつつ楽しんでいます。また、ものはできるだけ増やさないタイプですが、愛猫と愛犬に似たグッズを見かけると、ついつい買っちゃいますね。

機能性とデザイン性のいい塩梅を探りながら、ストレスのかからない居心地の良い暮らしを追求するizumiさん。後編では、お家時間の楽しみ方についても、詳しくお届けします!

※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。

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