INTERVIEW

寝室もキッチンも開放的に。気軽に友人を招ける家
【shimadaさんのコンパクトライフ 後編】

友人を家に招くことも多いからと、寝室までオープンにして開放感を重視したshimadaさん夫妻の住まい。どこを見ても映画のセットのようにビシッと統一感のある、“古き良き時代のアメリカの家”というイメージが、ゲストをワクワク楽しませてくれます。後編では、寝室やキッチンダイニングの空間づくりの工夫や家での過ごし方について、詳しくご紹介。

植物に溢れた、
自然光が気持ちよく差し込む寝室

寝室は植物がたくさんある気持ちのいい空間ですね。

家のなかで一番日差しの入る部屋でお気に入りの場所です。植物はどんどん増えていき、家全体だと30鉢ほどでしょうか。できるだけ日光浴させたくて、日当たりのいい寝室にたくさん置いています。ベッド横の出窓に置いている植物はちょうどベッドで横になったとき、外の視線の干渉を防げてちょうどいいです。

寝室に飾っている大きなアート作品について教えてください。

イギリスのアーティスト、デイヴィッド・ホックニーのポスターです。我が家では、寝室のほか、ダイニング、玄関にもホックニーの作品を飾っています。アートは夫任せなのですが私もお気に入り。なかなか手に入らないみたいで、ネットでやっとの思いで手に入れたものみたいです。

寝室のシンボルにもなっている、サークルラックについて教えてください。

〈JOURNAL STANDARD FURNITURE〉のもので、我が家の家具のなかでは一番の古株。後々知ったのですが、偶然にも夫の友人が企画した商品で、ヴィンテージのサークルラックから型を取って再現されたものらしいです。かかっているのはほとんど夫の服で、アメリカンのヴィンテージをもとに作られた服も多く、しっくり溶け込みます。

クローゼットの扉も部屋の統一感を引き立たせていますね。

海外の家でよくみる、ルーバー扉を造作で作ってもらいました。海外のホラー映画で子どもが隠れて隙間を覗く、あの扉です(笑)。

大人数でも快適に過ごせる、
キッチンダイニング

キッチン作りで心がけたことを教えてください。

キッチンはシンプルなオールステンレスのキッチン台を入れて、その周りを腰壁で造作してもらいました。木の色味は他の家具と合わせて深めの色をチョイス。吊り戸棚も造作で作ってもらったもので、取っ手は寝室のクローゼットともリンク。私自身、料理は苦手なのですが、家に人を呼ぶのは好きで(笑)。友人がこのキッチンで手料理を振る舞ってくれることもよくあります。オープンキッチンのため、料理をしている人が孤立することなく話に入りやすいのもうれしいポイントです。

ダイニングテーブルはどんなものを選びましたか?

私たち夫妻は共通の友人が多く、家に人を呼ぶときは大体大人数。それでずっと8人掛けできるテーブルを探していたのですが、なかなか見つからなくて…。前まで来客時は4人掛けのダイニングテーブルに、予備で持っていた4人掛けのテーブルをつなげて8人掛けにしていたのですが、天板の素材も違うし、高さもズレていて、チグハグな感じがずっと気になっていました。

そしてやっと出会ったこのダイニングテーブルは、なんとMAX10人掛け。拡張したときに2mを超えるものだと、どうしても天板は外して別保管するようなデザインが多いなか、これは2枚の天板を格納できる仕組み。2人暮らしなので、通常時は4人掛けでコンパクトに使えるところも気に入っています。

すっきり整えることが難しいキッチン。もの選びで工夫していることはありますか?

1軍だけを残す、そもそもあまり物を増やさないように気をつけています。買うとしても、出しておいても気にならないステンレスや木の素材のものをなるべく買うようにしています。

一方で、海外映画に出てくる子供部屋みたいに、散らかっていてもなんだか可愛く見える、そんな空間も好きで。海外パッケージのおもちゃやポスターは、なんだかゴチャゴチャしていても可愛いですよね。我が家の冷蔵庫は、まさにそんなイメージ。チラシは新婚旅行でアメリカに行ったときにスーパーでもらったもので、マグネットは下北沢にある〈Sounds Good〉というアンティークのおもちゃ屋さんで見つけたものが多いです。

とことんインドア派の家時間

今の家に引っ越してきてから、ライフスタイルとして変わったことを教えてください。

愛犬のフレッドを家族に迎え入れたこと。大きな公園が近くにあったり、犬を飼っている人やペット同伴可能な店も周りに多く、犬を飼うのに適した街だなと日々感じています。私は生粋のインドア派なのですが、散歩で朝と夜それぞれ1時間は外に出るようになって、少し健康的になりましたね(笑)。

犬を飼い始めてから、家のインテリアに変化はありましたか?

家具の取っ手がかじられていたり、引っ掻いた爪跡が壁に残っていたり、細かいことはいろいろありますが、可愛さにかまけて許してしまいます(笑)。あとは、植物が植わっている土を掘り起こすのが好きみたいで、手が届かないように鉢の置く位置を少し高くするなどの工夫はしています。

日々の暮らしの中で、どんな時間が好きですか?

フレッドとダラダラしながら、アニメを観たり、漫画を読んだり、ゲームをして過ごす時間が好きです。あとは、友達を呼んでボードゲームをしたり、何気ない毎日の暮らしを身近な友人たちと楽しんでいます。夏は例年家に引きこもりがちなので、趣味の編み物を再開し、冬に向けて大作を作ってみようかなと計画中です。

仲の良い友人たちと遊ぶとき、誰かの家を選ぶ最大のメリットは、気張らずくつろげること。どこか懐かしさを感じるミッドセンチュリーインテリアと、たくさんの植物、shimadaさん夫妻の好きなものが詰まったこの家は、ホストにとってだけではなく、ゲストにとっても居心地のいい、心落ち着く空間でした。

前編では、若くして家を買おうと決めた理由や、リノベーションのポイント、家づくりのテーマ、インテリアの好みやこだわりについて、詳しくご紹介しています。ぜひ前後編合わせてお楽しみください!

※本ページ掲載のお部屋は、Brilliaの分譲マンションに限らず、ご紹介しております。

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