INTERVIEW

リノベーションで叶えた
インテリア好きの大人の遊び場(後編)

暮らしの楽しみは、好きなものを飾ること。そんな“もの”が主役の暮らしを送る小林さんは、大好きなものを飾るための箱として、築33年の中古マンションを購入。インテリアの達人は48.6㎡という限られた空間のなかで、ご主人とたくさんのものたちと、どのように暮らしているのでしょうか。後編では、リビングや書斎、ベッドルームまで、インテリアのポイントやリノベーションについて詳しくご紹介します。

ナチュラルなリビングは、
『色』で空間にメリハリをつける

リビングではどのような空間作りにこだわっていますか?

絵のフレームや照明、時計、アイアンのラダーなど黒を要所に取り入れることで、ベースはナチュラルだけど、可愛くなりすぎない空間を意識しています。ものが多いわが家では、『色』がインテリアのポイントになっていますね。

色使いのセンスはどのようにして磨いていますか?

ファッション誌を眺めているときに、『この服のコーディネート可愛い!』と思ったら、自宅のインテリアに取り入れてみたり。好きな色は洋服とリンクすることが多くて、そのときどきで自分のなかにブームがあります。最近だとミントグリーンが気になりますね。

自宅のディスプレイはどのようなタイミングで変更しますか?

季節によって、洋服の衣替えのようにアートやクッションを入れ替えたり。あとは、新しいものを購入したタイミングで『色』や『形』を意識しながら、まわりのインテリアも入れ替えます。

リビングのお気に入りの家具を教えてください。

家具を作るときに廃材になってしまう丸太の端を使って作られた、デザインユニット〈Bouillon(ブイヨン)〉の棚は、見た目も可愛くて気に入っています。棚の下段に置いている本は背表紙の色で厳選して、インテリアとしても楽しんでいます。

デスクを愛でるための書斎スペースで、
仲良し夫婦の秘訣を発見

25㎡の限られたLDKに、あえて広さ2畳ほどの書斎スペースを作ったのはなぜですか?

わが家の部屋作りはまず持っている家具から、どのような間取りにするかを考えました。なかでも配置に悩んだのが、13年愛用している〈イデー〉で購入したデスク。年々インテリアの好みが変わって、今わが家にはナチュラルな家具が多くなり、昔好きだった北欧テイストのこのデスクが他の家具と合わなくなってしまいました。でも思い入れがあるし、手放したくない。そこで、リビングダイニングというひとつの部屋でも、ガラスで空間を仕切ることでデスクの行き場を作りました。なので、もともと書斎が欲しかったわけではないのですが、結果的にテレワークの時代がきて、今では非常に重宝しています。

家具のテイストしかり、飾っているオブジェや雑貨もひと味違いますね。

書斎スペースには、夫のお気に入りのものが主に飾られています。器屋で働いている夫は、土っぽい渋いテイストのものが好みなんです。

ご夫婦で居心地よく暮らす上で、工夫していることを教えてください。

お互い仕事で忙しいときは無理をしないように、普段からついでに何かをするようにして溜め込まないようにしています。もともと私がひとりで住んでいた家に、2年ぐらい経ってから夫が引っ越してきました。部屋のベースが自分好みになっているので、自分にとってだけではなく、夫にとっても居心地がいい家であってほしいので、夫と好きなものが違うときは飾る場所を替えたり、それぞれが楽しめる空間作りを心がけています。

自分で手を動かして、費用を節約!
こだわったリノベーションの裏話

ベッドルームのこだわりを教えてください。

ベッドルームは、自分で塗ったやわらかいグリーンの壁に合わせて、原色を入れずに目にやさしい色で統一しています。お気に入りは〈krank〉で購入した、ラッパのスピーカー。小さい箱にiPhoneを入れて音楽を流すだけで蓄音機から音が流れているように聞こえるんです。照明は〈イデー〉のもの。温かみのあるフェルト越しの黄色い灯りでリラックスできます。

どの部屋も素敵なリノベーションが施されていますね! リフォーム会社はどのような基準で選びましたか?

住み手の価値観やライフスタイルを大切に、住み手自身もリフォーム工事に参加できる会社を選びました。自分で手を動かした方が愛着も湧くし、リノベーション費用も大幅に節約できます。私の場合、空間作りの知識はある程度身についていたので、私が詳細に考えた住まいのイラストをリフォーム会社さんの方で図面におこしてもらい、リノベーションに使う床材や壁材、照明などは自分で調達しました。VMDという仕事柄、ペンキを使うことにも慣れているので、扉やキッチン、寝室などはすべて自らの手で塗装。リノベーションにかけられる期間が3ヵ月しかなかったので、毎日本当に大変でしたが、それ以上に楽しい日々でした。また、家づくりには挑戦したいですね!

コロナ渦での自粛期間もまったく苦ではなかったと振り返る、小林さん。お気に入りの器で食事をしたり、休日には居心地のいいリビングで映画や海外ドラマを楽しんだり、掃除だって大好きなオブジェを可愛く見せるためならがんばれる! 好きなもの、大事なものに囲まれているだけで、一瞬一瞬が楽しく、暮らしはより丁寧になったと教えてくれました。

※本ページ掲載のお部屋は、SEARCHページでご紹介している物件ではありません。