INTERVIEW

リノベーションで叶えた
インテリア好きの大人の遊び場(前編)

3年半前、暮らしを心機一転させたいと築33年になる48.6㎡の中古マンションを購入した小林さん。現在は夫婦2人暮らし。内装は床を張り替え、壁も取っ払い、大規模なリノベーションを実行。家は育てがいのあるシンプルな造りへと生まれ変わりました。小さな頃から家具や雑貨が大好きだったという小林さんらしい、ものが主役の住まいはVMDならではの“飾る”アイディアが満載です。

明確なイメージと妥協しない家具選びで
心地のいい快適なダイニングへ

この物件を選んだ理由を教えてください。

リビングダイニングに面した大きな窓を活かして、もともと3つの部屋に分かれていたLDKをひとつの部屋にすれば、開放感のある住まいが作れると思ったからです。また、リノベーションを前提に考えていたので、無駄なリフォームでコストがかかっておらず、手が加えやすいのもポイントでした。

もっとも長い時間を過ごしているというダイニング。家具はどのようなものを選んでいますか?

脚のデザインが特徴的なダイニングテーブルは、福岡のアンティーク家具店〈krank〉で購入したもの。探していた当時、ちょうどイメージしていたものが入荷したと聞いて運命を感じました。丸テーブルは空間のアクセントになるし、無塗装なので使い込むうちにいい風合いへと育っていきます。椅子は4脚のうち2脚は〈ERCOL〉のチェア。ダイニングを空間で見たときにナチュラルすぎる雰囲気があったので、1脚は黒のペンキで塗りました。もう2脚の椅子はオークションで購入した、〈マルニ木工〉の昔のモデル。座面もきれいな状態で、1脚¥1,000だったので迷わず購入。また、壁面につけたグレーのキャビネットは、ダイニングテーブルに座ったときに、ちょうど目線の高さになるように特注したもの。飾り棚としても有能な佇まいながら、収納力も抜群で気に入っています。

家具選びにルールはありますか?

「こういうものが欲しい」というイメージを明確にして、「これだ!」というものに出会えるまでは絶対に買わないこと。長く使うものなので“とりあえず”買うことはせず、不便でも我慢して妥協しないもの選びをしています。

目指す部屋や欲しい家具のイメージは、日々どのようにして膨らませていますか?

洋書を見たり、ピンタレストで気になるインテリアをクリップしながら、たくさんの写真を見て好きなイメージを蓄積しています。

ダイニングではどのような時間を楽しんでいますか?

ダイニングテーブルに座って、ぼーっと広い空を眺めたり、お気に入りの飾り棚を愛でる時間は本当に至福です。朝は朝食を食べながら、のんびり一日のスケジュールを考えて、頭のなかをきちんと整理。休みの日は、次の飾り棚の模様替えを構想したり、少し雑貨を並べ替えたり、花を飾ったりして楽しんでいます。

自分のあらゆる“好き”を組み合わせて、
ものをもっと可愛く見せるコツ

コンパクトな物件でも飾る“見せ場”を確保する、そのスペース作りの工夫を教えてください。

雑多なものはとことん隠す。部屋の収納スペースやレンタルスペースも活用して、部屋に余白を確保しています。しっかり隠すことで、見せたいものを見せる。VMDという仕事でも心がけていることです。小さな頃からインテリアは大好きで、雑貨はどうしても増えてしまうのですが、ものごとに収める場所を決めてそこから溢れたら処分することを決めています。

部屋には新旧、国籍も問わない、様々なテイストのものが並べられていますが、上手にまとめるコツはあるのでしょうか?

まず、飾りたいものをすべて並べて、目視してからグループ分けをします。一番わかりやすい分け方は「色」。他にも、「植物」や「秋」など「テーマ」でグルーピングするというのもひとつの手ですね。そして、グループごとに飾る場所を分けます。ものの置き方は、奥行きや高さも意識しながらバランスよく配置。部屋のなかで自分がよくいるお気に入りの位置から見て、「こう見えたらいいな」という心地いい眺めになるように並べています。

ダイニングの壁面ディスプレイは特にアイディア満載ですね。どのようなものを活用してディスプレイしていますか?

ポストカードを貼り付けているブリキのボードは、岡山の〈WOMB BROCANTE〉で見つけた日本の古いなにか。あと本を広げて飾っている額のようなものは、昔の木製のテニスラケットが入っていたカバーなんです。ものと純粋に向き合って、与えられた用途に縛られないこともインテリアを楽しむカギ。見せ方や組み合わせ方で、好きなものの魅力をより引き出せるように考えながら飾っています。

コレクションしている雑貨で、特にお気に入りのものを教えてください。

ダイニングに飾っているマドカ・リンダルさんの顔のある器と、壁に掛けてある菅裕子さんのおじさんのオブジェです。小さい頃からなんだかファニーな顔や、味のある顔が好きなんです(笑)。ただ眺めているだけでもクスッと笑えて楽しい気分になれる、力が抜けたものが大好きです。

明るく開放的なキッチンダイニングで
朝日を浴びながら、気持ちのいい朝食タイム

この部屋で暮らし始めて、ライフスタイルとして変わったことはありましたか?

わが家は窓が東側にあるので、朝日がしっかりと入ります。なので、毎日夫婦揃って食べる朝ごはんの時間が、とても待ち遠しいひとときになりました。夫の方が早く家を出るときでもその時間に合わせて早起きすることで、出勤までの空いた時間に洗濯や掃除など効率よく家事をこなせるようにもなりました。

キッチン作りでこだわったポイントを教えてください。

視界を妨げる吊り戸棚は思い切ってすべて取っ払い、気持ちのいい抜けのある空間にこだわりました。窓の外の景色を眺めながら料理をする時間は本当に贅沢。ものが多くて雑多なイメージになりやすいキッチンは、壁面を利用して飾りながら収納できる空間に。デザイナーズ家具のインテリアショップ〈ByTrico〉で購入した、レコードや本を収納する白の壁掛けラックは非常に有能です。飾りたいインテリアに合わせて自分で塗ったブルーの壁も気に入っています。

※本ページ掲載のお部屋は、SEARCHページでご紹介している物件ではありません。